クーリング対策

		EVOは熱に対する対策が甘いことは周知の事実。 さりとて、実際には何をするのかといえば、ハイカロリーラジエターに替える。とかハイカロリーオイルクーラーに交換とかがメニューになっているらしい。 お金がある人、或いはどうしようもなく切羽詰ったひとは、それがベストでしょうが、私のように、普段の街乗りでは水温が８０度、油温が９０度で安定しているような場合は、取り立てて対策を講じなくともいいんですが。 でも、素人の与太れ作業では何かやってみたい。 何をしているかといえば、向かってきた空気を最大限に使うようにしようという訳です。 EVOの場合、熱交換器は高性能のやつが付いているにも関わらず、１００％生かしきれていないという甘い状態になっているんですね。例えば、ＯＩＬＣＯＯＬＥＲに空気があたるようにバンパーに大きな穴が開いているにも関わらず、ＯＩＬＣＯＯＬＥＲの後が全く開いておらず、空気が抜けないとか、ここいら辺はＥＶＯのＶｅｒｓｉｏｎが上がるに従って改良されてきております。でも、まだまだ甘い。 今回のメニューは、ほかに逃げていたらしい空気も漏らさずOILCOOLERに通ってもらい、冷やすのに働いてもらうことです。 もっとシビアーに考えれば穴に入ってきた空気の１００％全てをＯＩＬＣＯＯＬＥＲを通って出て行ってもらうように全ての隙間を塞ぐことが出来そうですが、まぁこんなところでどの位の効果があるのか、ＯＩＬＴｅｍｐで確認してみましょう。（ロータリー車、ＦＣとかＦＤに乗っておられる方でこの理論で成功されてる方がいますが本当にシビアに隙間を埋めています） 而して １００�q/ｈ以下の速度域では８５度くらいまで下がりました。今までは９０度で安定していた温度ですので、効果はありですね。 ２００�q/ｈ前後(^_^;)だと１０５度くらいになります。やっぱりサーキットでの走行では１３０度オーバーかなぁ。（外気温３０度前後） 基本的には発生した熱に対するキャパシティーは極限状態では不足でしょう。 ＯＩＬＴｅｍｐの計測位置がＯＩＬＣＯＯＬＥＲに入る前なので、前後で測ってみたらその効果はもっとわかるんでしょうが、そこまでは出来そうにありません。
		先達が好くやっていることのパクリです。 ノーマルのＥＶＯはそれなりのこだわりで作られていますので、ちゃんとフレッシュエアーが吸えるように作られています。 毒キノコ型エアークリーナーは吸気効率が良い替わりににエンジンルームの熱気を吸い易く、エンジンルームの熱気を吸わずにフレッシュエアーを吸わすためには、這熱対策された板で被いエンジンルームとエアクリーナーを遮蔽してやればいいわけですが、これは対策済み。 フレッシュエアーを走行風のラムエアーで更に強制的に送り込む事で良い方向に向かうらしい。 アルミの蛇腹パイプは建築設備工事の空調関係では良く使われているものです。私が毎日出向いている現場でも切れっ端がごみの山の中でしばしば発見できます。様はリサイクル。 雨の日に雨まで導かないものか心配。
		ボンネットを開けたままでエンジンをかけながらＥＶＣの調整をしていた時のこと。 電動ファンが回りだしても、なかなか水温が下がらず、なるほど、この清流版の必要性を感じました。 ラジエタークーリングパネルとか云う名前で一万円前後で売られていますが、ＥＶＯの６からは純正でもゴム製のものがついています。でも、アルミパネルを買ってきて切って付けりゃ、簡単。９００×４５０×(ア)０.６のアルミ版が１５００円ぐらいでＤＩＹショップで売られていますので、型取りして作りました。 あんまりそっけないんで、クスコのステッカーを貼ってあります。
		先日、山形赤湯の親戚に行った帰り、直ぐ傍に「おくやま」があった。 そして、その「おくやま」が親戚の（寺）檀家さんだそうで、店の中を覗いているうちに出来の良いこのクーリングパネルを買ってしまった。やっぱり、商品になっているだけあって施工精度は美いなぁ。 穴の大きさが必要最小限なんで効きも良いんでしょうね。 でも、水温がどうのというようなレベルではありません。